BSVについて

20222

BSVについて

 

▮取扱デジタル商品、ビットコインSVBSV

フリーマSVで扱う唯一の商品は、ビットコイン・サトシヴィジョン(以下、ビットコインまたはトークン)です。サトシ・ナカモト著、ビットコインホワイトペーパーに忠実に沿って開発されたブロックチェーン(以下、チェーンまたはネットワーク)上で展開するデジタルトークンです。発明人はこれを商品、コモディティと呼ぶことから、本書でもそのように表記します。

ビットコインホワイトペーパーは、その題名をもって、ビットコインが「ピアツーピア電子キャッシュシステム」であることを伝えています。ビットコイントークン、及び同システム基盤のブロックチェーンはともに暗号化されておらず、また同書全文中、一度限り登場する「暗号」という単語も、同商品の暗号化を記述したものではありません。それゆえ、ビットコインに対する暗号資産または仮想通貨との表現は、必ずしも適切ではありません。また、同書中、価値の保存、デジタルゴールドといった投資、資産運用につながる概念、記述は一切なく、ビットコインに投資価値はありません。ビットコインは、開発当初より「使う」ことを目的にしたデジタルキャッシュです。

 

▮システムとしてのビットコイン、トークンとしてのビットコイン

ビットコインは、これまで困難であった超マイクロペイメントを超頻度にこなし、銀行やクレジットカード、国家通貨が得意でない、またはなし得なかった箇所を補い、新たなビジネスモデルの発展を支えるシステム基盤です。同時に、ビットコインは、同システム内で使用されるデジタルデータトークンの名称でもあります。

システムとしてのビットコインは、ブロックチェーン上で展開するデータマネージメント能力を重視しています。データ取扱い上の高セキュリティを提供するばかりでなく、データそのものに信頼を与えるものです。また、次世代型インターネットとして、ウェッブ利用者が創出するデータ取扱いにイノベーションをもたらすことを一つの重要な使命としています。

世界の国々で、人々が日常的にインターネットを使い初めて四半世紀が過ぎる現在、ウェッブ利用者は自身が創出するデータの帰属・所有を再認識する時期にあります。ニューオイルとも表されるように、昨今データ本来の価値に注目が集まっていますが、これまでテック、インフラ等の大手企業等がその優位性においてこれを独占的に扱うなどし、各国で政治レベルの議論に及んでいます。ビットコインシステムは、所有者本人が自身のデータを安全に取り扱い、またその収益化等を可能にするアプリケーション開発等に必要な基盤を提供しています。

既に、同システム上では様々な次世代型アプリケーションが誕生しています。一般ユーザー向けには、ビデオ投稿サイトやフォト掲載サイト、短文ソーシャルメディア、ビデオゲーム等、同トークンで支払い、稼ぐアプリが世界的に日常利用されています。また、エンタープライズ向けに、国際サプライチェーンにおけるデータ管理サービスも始まっており、個人医療データを本人が所有して収益化させるモデル、国家によるワクチンパスポートへの利用、また別の国では完全なるペーパーレス社会の実現に向けた開発が進んでいます。ビットコインはNFTの分野においても、ブロックチェーンが持つ強固なセキュリティを発揮します。

これらはいずれも、ビットコインチェーン上に構築、展開され、そのメリットは計り知れません。既存のデータマネージメントにおいてはその設備、運営、セキュリティ等に要す費用が高額な上、常に単一障害点が引き起こす大きなリスクを抱えています。また、クラウドサービスにおいても同様のリスクは解消されず、サブスクリプションにおける恒久的な費用を伴います。ブロックチェーン上のデータ管理では、データはユニバーサルかつ恒久的に記録され、改竄、消失、ハッキングリスクから解放されます。単一または少数拠点施設にデータの運命を委ねる必要のない、安全で安価なデータ管理システムでもあります。

これらデータ管理やアプリ利用において、ビットコイントークンが使用され、それは、つまり日常的に使用、消費されるコモディティと捉えることができます。ビットコインは当初より、投機投資対象、価値保存、法的通貨等を目指したものではありません。

 

▮ビットコインチェーン管理形態、パブリックチェーンとしてのビットコイン

ビットコインがワールドパブリックチェーンとなることを目指す発明人サトシ・ナカモトは、そのチェーン管理に、中央管理人や基礎プロトコルのコーディネーターを配さない、オープンで公正な競争環境を整備しました。現在、ビットコインベースプロトコルは固定され、未来永劫、何者もこれに変更を加えることのない環境を確立しています。インターネット同様、ベースプロトコル固定はパブリックチェーンであることの最重要要素です。

発明人で、ビットコイントークン発行人でもあるサトシ・ナカモトは、2009年、全2,100万ビットコインを発行し、これを同チェーン管理人ら(またはトランザクションプロセッサー、以下管理人と呼ぶ)が、互いに競って獲得するルールを採用しました。ここで獲得するビットコインは、当初、同ネットワーク利用が限定される想定の下、管理人が十分な手数料収入を得られないことへ対応すべく設定された補助トークン(サブシディ)を指します。同サブシディは、2年後の2024年、全体の約97%がその分配を終えます。その後の4年で98%超、さらに後の4年で99%超の分配を終え、その際の1ブロック当りのサブシディトークン数は現在の8分の1になります。

ビットコインは、当初より、ネットワーク利用者が支払う手数料を対価とする管理システムにあり、そのサステイナビリティは、多くの利用者を呼び込む魅力的なオンチェーンアプリケーションと、そこでのビジネス展開、そしてデータマネージメントキャパシティにあります。このデータマネージメントキャパシティとは、同システムが提供する極小額トランザクション手数料、及び高速大量データ処理能力等を指します。

現在、中央管理人を配さず、ベースプロトコルを永久固定し、無限の拡張性とともに極めて小さなトランザクション手数料を提供するチェーンは他に見当たりません。このエンタープライズニーズに応えるビットコインチェーンは、高速大量データトランザクション処理を可能とすることなどから、エネルギー効率面においても非常に優れたサーバー、データ管理、ペインメントシステムであると捉えることができます。

 

参照:  論文ビットコイン(ビットコインホワイトペーパー)


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